フィジカルセラピー

手術を行う前にこちらのビデオをご覧ください。

フィジカルセラピーを行えば、全てうまくいくというわけではございませんが、リハビリと治療期間を大幅に短縮することができます。フィジカルセラピーをより効果的にするには患者様方の協力が必要です。常にモチベーション高くセラピーに臨むことこそが大切であり患者様方の目標をより早く達成させます。

フィジカルセラピーは次の3つの段階に分けられます。

1.   延長の準備のためのストレッチ
2.   延長中のセラピー
3.   フレイム除去後のケア

1.    フィジカルセラピーでより良い成果を得るために解剖学、そして身体力学的に大腿と下腿のことを詳しく知っておいたほうがよいでしょう。みなさんご存知のとおり、下腿周辺の筋肉は独特な付き方をしていて、前方、内側面には筋肉はなく、その代わりに後部では力強く働いています。

我々の体のもっとも強い筋肉、腓腹筋は大腿部の果頭からアキレス腱にかけて繋がっており延長に抵抗を及ぼします。その結果として延長が終了する直前、膝は伸び切り、脚の踵は地面につかなくなるのです。

まずはこのビデオを見て関節の可動範囲をできるだけ広げ手術に備えてください。

2.   最もフィジカルセラピーで大切な時期は、術後の二日後です。イリザロフ法のメリットの一つは骨を堅固に固定できることで、手術から二日後には足を使ってエクササイズを始めることができます。フィジカルセラピーの目標は関節の可動域を最大限に戻し、可能な限り歩けるようにすることです。セラピストは患者を励ましながら、より楽しく快適にセラピーに取り組みます。そして私達は貴方を歓待しアルメニアを観光することで、少しでも楽しく過ごせることを願います。

それでは二番目のビデオ「延長中のフィジカルセラピー」をご覧ください。

3.   フレーム除去後、特に一日後のセラピーはより慎重にならなければなりません。なぜならば仮骨部が変形癒合してしまい、そして関節面に影響する可能性があるからです。なので私達はフレーム除去後から一か月後セラピーを再開し、それから1~3ケ月後、患者は元の歩き方に戻ります。